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世界文化遺産に登録されて、世界からも観光客であふれるようになった富士山ですが、その登山ルートが4つあることはご存じですか?

 

富士山はルートによって、登山時間や地形が異なってきますので、何も考えずに適当に選んだルートで登頂すると、後々後悔することも…

 

なので、しっかりと事前にルートごとの特徴をつかんで、そのルートはどういう人が向いているルートなのか?ルートごとのメリットやデメリットなどを理解した上で、登頂したいですね。

 

そこで今回は、富士山の登山ルートの特徴などを紹介していきたいと思います。

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富士山の4つのルートとは

富士山の登山には以下の4つのルートがあります。

 

・吉田ルート
・須走ルート
・富士宮ルート
・御殿場ルート

 

これらの4つのルートは、出発地点の地名をとったルート名で、どこからスタートするかでルートは変わってきます。

 

ちなみに、各ルートの大まかな比較として

 

吉田ルート 須走ルート 富士宮ルート 御殿場ルート
登山口の標高 2300m 2000m 2400m 1450m
高低差 1450m 1800m 1350m 2300m
往復距離 14km 13km 8.5km 17.5km
上りの目安時間 約7時間  約7時間  約6時間  約8時間
下りの目安時間 約4時間  約4時間  約4時間  約4時間半
マイカー規制 あり あり あり なし
登山者数  13万人  2.4万人  5.7万人  1.5万人

 

見て分かる通り、吉田ルートが最も登山者が多いルートになっていて、最も人気のルートです。ということは、一番混雑しているルートということになります。

 

上りと下りの目安時間は、個人差が出てきますし、山小屋でどれだけ休憩するかにもよってきますので、少し長めにしてあります。実際に登山するときも、体調不良や怪我など、どんなトラブルに巻き込まれるかわからないので時間は長めに計画しておいたほうが良さそうです。

 

それでは、各ルートごとの特徴を見ていきますね。

 

4つのルートの特徴

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吉田ルートの特徴

先ほども紹介しましたが、吉田ルートは最も登山者が多く一番人気のあるルートになっています。

 

なぜこれほどまで人気のルートになっているかというと、まず山小屋の数が多いことが挙げられます。山小屋の数は、全ルートの中で最も多く、泊まる場所なども自由に選択できることもできます。ただ、山小屋の宿泊施設は予約がすぐに埋まってしまうので、早めに予約しておくことをおすすめします。

 

また、医師が常駐している救護所や安全指導センターというものがあり、初心者でも安心して登山することができます。登山中に高山病にかかってしまう人も多いので、もしもの時に備えられますね。

 

往復する距離は14kmと結構ありますが、その分高低差が少なく、平均的に傾斜がゆるいので足にやさしいのも特徴です。首都圏からのアクセスも便利ということもあって、最も人気となっています。

 

初心者にやさしいルートということもあって、他のルートよりも混雑してしまいますので、できるだけ平日など人が少ない時に登山したいですね。

 

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須走ルートの特徴

この登山ルートは他のルートよりも、標高の低いところからのスタートとなり比較的すいています。

 

ややマイナーなルートとなっていますが、このルートの特徴は緑が多い地帯を登山していくことになります。ただ、8合目以降は吉田ルートと合流するためそこからは大渋滞します。

 

このルートは樹林帯も多く、夜間や濃霧の時は道に迷わないように気をつけなければなりません。ただ、樹林帯を抜けると、どこからでもご来光や影富士を見ることができるのでおすすめです。

 

7合目からの下山時は、「砂走り」となっていて、じゃりだらけの道に足を突っ込みながら下るので、膝にやさしいことも特徴の一つです。

 

富士宮ルートの特徴

この登山ルートは、4つの登山ルートのうち最も標高の高い地点からのスタートとなるため、山頂までの距離が最も短いことが特徴です。そのため、吉田ルートに次いで登山者が多いです。

 

ただ、全体的に傾斜が急なことと登山道と下山道が同じになっていることから、混雑時の狭い道などでは、人とのすれ違いがストレスになることもあります。

 

山小屋も多くあり、西日本からのアクセスもいいので登山者が多い理由になっています。

 

御殿場ルートの特徴

この登山ルートは、上級者向けのルートで最も登山者が少ないです。頂上までの標高差が最も大きく、距離も一番長いため、体力がないと登り切ることはできません。

 

それに加え、山小屋が登山道に5件しかなく、救護所もないので、何かトラブルが発生した時は自分で切り抜けなければなりません。また、道に変化が少なく目標物があまりないので、夜間や濃霧の時には道に迷いやすいことも初心者には不向きの理由になっています。

 

ただ、他のルートに比べると、登山者最も少ないので、混雑することはなく快適な登山をすることができます。「大砂走り」の下山がスピィーディーでダイナミックに下ることができるのも特徴です。

 

プリンスルートとは

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富士山の登山は上記の4つの登山のルートだけと思われがちですが、実は5つ目のルートとして「プリンスルート」というのも存在するそうなんです。

 

なぜこのような名称になったかというと、皇太子徳仁親王殿下が平成20年(2008年)8月7日から8日にかけて富士登山をされた折にご利用になったルートだからなんだそうです。

 

このルートは、富士宮ルートから御殿場ルートを繋いだルートになっていて、富士宮ルートの標高の高い地点からスタートできるメリットと御殿場ルートの空いているというメリットをいいとこ取りしたようなルートです。

 

下山時には大砂走りも経験でき、富士山の魅力をたっぷりと味わうことができるルートです。山小屋が少ないのが難点ですが、体力的には初心者でも問題ないそうなので、登山の初心者ではなけど御殿場コースはちょっと…という方にはおすすめのルートです。

 

まとめ

いかがでしたでしょうか?

 

富士山の登山には4つの登山ルート+プリンスルートという5つのルートがあると、知らない方も多かったと思います。登山の経験や自分の体力に合わせて、富士山の登山を楽しめるといいですね。

 

ただ、今や観光地となった富士山ですが、日本最高峰の山ということもあり、登山は決して楽なものではないということは忘れないで下さいね。

 

富士山の山開きについての情報はこちら⇒2016年の富士山の山開きの期間は?

 

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