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あなたは、「お月見どろぼう」って聞いたことがありますか?

 

どろぼうってぐらいですからすごく物騒なイメージですけど、お月見のどろぼう…って一体何を盗むのか想像もつかないですよね。噂によると、日本版のハロウィンということが言われていますが、全然イメージが付きませんよね。

 

実際のお月見とどう関係があるのか?それから、お月見どろぼうって一体何なのか?ということを紹介していきたいと思います。

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お月見どろぼうって何?

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お月見どろぼうって名前の響きだけでもすごく物騒ですよね…。どろぼうっていうぐらいですからあまりよくないイメージがしますが、そうでもないみたいです。お月見どろぼうとは、各地で行われている子供たちのお月見のイベントの一つだそうです。

 

昔から子供たちは、月からの使者と考えられていて、十五夜の日に限ってはお月見のお供え物であるお団子やお菓子などを盗んでもいいというのが、お月見どろぼうの趣旨なんだそうです。

 

ハロウィンの場合は、仮想した子どもたちが家々を訪ねては”Trick or Treat”と言ってお菓子をねだる、ということをしますが、お月見どろぼうの場合は、「お月見ください!」、「お月見どろぼうでーす!」といってお団子やお菓子を持って行きます。

 

…どろぼうらしさが全く無いですね(笑)。どろぼうにしては、とても堂々としている気がします

日本版ハロウィンと言われることもあって、子どもたちが他人の家に行ってお菓子などをもらうということは同じですね。

 

でも、ハロウィンの場合は、”Trick or Treat”つまり「ごちそうをくれないと、いたずらしちゃうぞ」と可愛げがありますが、お月見どろぼうの場合は、「お月見どろぼうです!」と勝手にお菓子を持って行くので、知らない人からすればとんだ悪ガキみたいですね^^;

 

月からの使者だったらわざわざ盗まなくてもいい気がしますけど、子どもたちが昔からの日本の風習に触れられるいい機会ですし、地域の人との交流にもつながるのでもっと流行るといいですね。

 

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お月見どろぼうの由来は?

お月見どろぼうは戦前頃から始まったとされていますが、そもそもなぜこのような習慣が始まったのかということを紹介していきますね。

 

昔は各地で、十五夜の日くらいは人の畑にある芋を勝手に食べてもいいという習慣がありました。でも、いくらお月見の日だけといっても、あっという間に畑すべての芋が持って行かれる…ということになりかねません。

 

そこで、畑に面する道から片足を踏み込んだ所から取れる範囲ならどれだけでもとっていい、という暗黙の了解のようなものがあったそうです。このことを「片足御免」というそうです。

 

農家の方にとってはとんでもない風習だったと思いますが、その後、十五夜の日に芋や団子などのお供え物を取られた農家は豊作になるので縁起がいいと言われるようになりました。

 

また、先ほど言ったように子供は月の使者であると信じられていたということもあって、お月見どろぼうができたと言われています。最近では、農家だけではなく普通の民家で、お家の人が子どもたちのためにお団子やお菓子を用意しているみたいですよ。

 

都会にはないの?

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古くから行われている習慣といっても、都会などに住む人からすれば、何のことかわからないですよね。どこの地域で行われているかというと、以下の本当に一部の地域でしか現在は行われていないようです。

 

・福島県
・茨城県
・千葉県
・東京都 多摩地区
・山梨県
・愛知県
・三重県
・奈良県
・大阪府
・大分県
・鹿児島県
・沖縄県

 

大阪や東京、名古屋などの都市部でも行われている地域はありますが、ほんの一部の地域だけのようです。昔の日本ではもっと流行っていたみたいですが、

 

近年では、お菓子を独り占めしようとするマナーの悪い子どもがいたり、子供が騒ぐのを嫌がる人がいたりというのが理由になって、なくなっていく地域が増えたそうです。

 

時代が進むに連れて、便利な世の中にはなってきていますが、それと同時に人とのつながりが薄くなってきているような気がします。地域の人達とのつながりを保つためにも、このお月見どろぼうの習慣はなくなって欲しくないですね。

 

まとめ

いかがでしたでしょうか?

 

”お月見どろぼう”と聞くと一見とても物騒なような気がしますが、実際のところは、子どもたちがお菓子をもらうことで地域の人達と交流を促すという地域のイベントの一つということが分かったと思います。

 

ですが、こういった風習や習慣がなくなっていくということは、ますます人とのつながりが薄くなっていくことと結びついていくんじゃないかなと思います。

 

お月見どろぼうのような地域のイベントはなくなって欲しくないものですね。

 

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